ビジネス文書検定の願書届け出シーズンです。
ビジネス文書検定とは
秘書検定がビジネス系資格を網羅していますが、文書力をアップに特化したビジネス文書検定もおすすめです。
具体的には、社内や取引先との間で交わされる報告書、礼状から電子メールなどのビジネス文書作成時に必要となる十分な知識・技能を認定する試験です。受験級は3級~1級です。1級に至ってはこれら文書において適切な添削指導ができます。
日程
第60回 試験日
平成28年12月4日(日)
受付期間:平成28年9月1日 ~ 10月31日
試験日時 |
第60回
平成28年12月4日(日)
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3 級 | 12:00 ~ 14:10 | |
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2 級 | 14:50 ~ 17:10 | |||
1 級 | 12:00 ~ 14:30 |
1級と2級の違い※併願ができます。
私は1、2級で併願しました。当日休憩時間が20分で2級の試験に移ります。ハードでした。
しかし先に本命の1級を受けれるので、2級は選択問題も多く気持ちは楽でした。
範囲および合格基準
表記(用語、書式について)、表現(正確な文章、礼儀正しい文章)、実務(社内外文書、文書の取り扱いについて)の領域をそれぞれ60%以上得点すると合格です。
合格率
1級25%、2級59.8%、3級74.3%(平成27年7月度実績)ちなみに私が受けた時の実績です。
勉強方法
①書き込むこと
下記問題集(過去問)をひたすら行います。文書検定なので、地味に書き続けることが一番です。1級はほぼすべてが記述なので、時間内に書き終えなければなりません。
解答を見ながら書き写し、パターンを覚えるのがいいと思います。6週間で計2冊、10年分の過去問を4周し、1発で合格しました。1級です。
②苦手な分野を知る
私が苦手だったのは「表記技能」です。
かな書きすべき語句があるのはなぜか、という問いです。
「確か」、「たしか」はどこが違うのでしょう。
解答は、「確か」は確実な、明確な、という意味に対し「たしか」は不明確な意味を持ちます。
同じ音でありながら、難しいと思いませんか?
言われて見れば、そうなのか?自然と使っているかもしれませんが、これらを文章で説明すると意外と大変です。
「度」と「たび」ではどうでしょう。
「度」は回数、「たび」はときおり、などを意味します。
つまり、解答はそれぞれ本来の意味が違うからです。この一行の解答のために例を自分でいくつか考え説明しなければなりません。
1級問題の傾向
1級は理由を箇条書き
問題:「印影」と「印章」の違いについて
1級解答:「印影」は印を押した後にできる形のこと。「印章」は印鑑そのもののこと。
問題:「代表社印」よ「社印」の違いについて
1級解答:「代表者印」は実印のこと。登記所に登記しておかねばならない印。「社印」は登記所への登録が不要。
これが2級であると、選択肢で選べます。
1級 社交文章
1級では長い社外文章、お礼状、招集通知を4題書かせます。
2級は短めな社内文書が3題程度です。
正確な文章や実務文書を書けるかどうかです。過去問を解答見ながら書きまくる。
平日は1日1回分過去問を目安で解き、週末で終わらなかった問題を埋め、4周~5週するとだいぶ力がつきます。過去問2周だと弱いです。
利き手が痛くなりますのでご注意を!!
まとめ
職種を問わない資格なので、持っていれば重宝します。会社によっては奨励金が出る企業もあります。
会社ではパソコンで文書を作るのがほとんどですが、文書を書く技能を持っていれば作成に自信がつきます。
会社によって書き方に多少の相違があっても、一般的なレベルを持っていると、どこに行ってもスタンダードに通用します。
私は秘書検定1級の勉強もしたので、秘書検定の範囲も多少、文書検定の一部と重複します。もし、秘書検定をお持ちでしたら、文書検定もぜひ受けてみてください。
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