秘書検定6月の試験の申し込みが始まりました。28年度試験情報は下記のとおりです。また、準1級、1級を受験される方は面接試験もありますから、ぜひ筆記試験に合格なさってくださいね。自分にとって相性の良い試験季節ってありますね。私の場合は秋です。1級も11月に受けています。準1級面接対策については、以前の記事で書きましたので、今回は1級面接試験対策について触れたいと思います。
平成28年度ビジネス系検定試験日程
秘書検定
回数 | 試験日 | 受付期間 |
---|---|---|
第109回 | 平成28年6月19日(日) | 平成28年4月5日(火)~5月18日(水) |
第110回 | 平成28年11月13日(日) | 平成28年9月1日(木)~10月12日(水) |
第111回 | 平成29年2月5日(日) | 平成28年12月1日(木)~平成29年1月10日(火) |
まもなく締切です!!
試験要領
「報告」「対応」が課題です。準1級の時のような言葉や動作の技能的なことは、できて当たり前の前提、の試験です。面接官は3名、受験者は2名づつ呼ばれます。課題の書かれた紙は5分程度で覚え、メモも取れます。面接官の前では、暗記したものの発表です。ここでは、どんな課題が来ても対応できるコツを紹介します。
審査の観点
相手に接するときの①態度、②振る舞い、③話し方の調子言葉遣い、④言葉遣い、①~④が根底にあり、「こなれ具合」の審査になります。別の言い方をすると不慣れを感じさせない、普通を超えて「感じがよい」などになります。普通を超えるて自然にできていれば合格ということになります。
ここで大事なのは、自分では「やっているつもり」です。相手に伝わるかどうかです。
美しい立ち居振る舞いのコツ
①立ち方…つま先は少し開き、かかとはつける。手はお腹の前で重ねます。
②お辞儀…お辞儀は3種類(会釈、敬礼、最敬礼)を使い分けます。面接官に挨拶する際は、前傾姿勢をとりつつ、自己紹介し、腰から倒し敬礼します。頭はさっと下げゆっくり上げます。お辞儀の前にはアイコンタクトをします。
③前傾姿勢…会釈の角度で状態を傾けます。報告、状況対応の場面ではこの姿勢です。
④着席…椅子に腰かける前は審査員に会釈をして、背もたれに寄りかからず背を伸ばします。
課題①報告
準一級より長文の課題です。基本フレーズは準一級と同じでOKです。以下具体例です。
①「失礼いたします。○○につきまして、ご報告申し上げたいと存じますが、お時間よろしいでしょうか。」で始めます。
内容を整理しポイント(②③)だけ話し、結論(④)を言います。締めのフレーズ(⑤)を忘れないでください。
②「炭酸が美容や健康の分野で人気だそうでございます。炭酸には血行を良くする効果がございまして、炭酸ガス入りの入浴剤が売れているとのことでございます。」
③「また、炭酸美容という言葉もあり、化粧品は塗るとポカポカするそうでございます。」
④「なじみのある物質で効果がわかりやすいということが、炭酸人気の理由だそうでございます。」
⑤「以上でございますが、何かご不明な点はございませんでしょうか。」
※当日は緊張であがっているので、ポイントは②だけでもよいです。①②④⑤だけでも、何とか大丈夫でしょう。①④⑤だと弱いです。ぜひ、①②③④⑤のパターンで色んな例文を練習してみてください。
課題②応対
1級の「応対」課題はロールプレイングなので、当日面接官がどう出るかわかりません。ただ与えられた課題には、自分の状況設定が書いてあるので、相手がどう出ようと、結論を決めて応対します。お客に「待ってもらう」か「会えない」パターンのどちらかしかありません。
①「いらっしゃいませ」
②(待ってもらうか、会えないことへの)わび
③状況を説明する(上司が外出中、来客中、)
④具体的な提案をして相手の意向をうかがう(待つか、出直してもらうか)
⑤お礼を言う
⑥相手の意向を復唱し、自分の名前を言う(出直してもらうとき)
※①~⑥パターンでどんな状況も繰り回せます。大事なのは、「わび、状況説明、提案、お礼、」の流れです。
上記を前傾姿勢をとりつつ、詫びのときは最敬礼します。①挨拶は敬礼です。
まとめ
1級面接対策いかがでしたでしょうか。日本秘書クラブでも面接対策講座を行っております。
DVD私も使いました。かなり参考になります
当日は私は緊張で上がっていました。しかし、何のためにこの資格を取りたいのか、取る必要があったのかを考え、筆記試験に受かったことも思い出し、堂々としていました。ここまでやってきた自信や誇りを考えれば、緊張して落ちるのはもったいないと考えました。
当日は、新宿の某ホテルで面接でした。準一級の時は池袋サンシャインでした。面接会場もそれなりに一流どころです。
2名1組で行いますが、堂々としすぎて、私自身立ち位置を間違えたのに気づかず、後者の方が戸惑っていました。今考えると間違えたことすら気づかないくらいでもいいかもしれません。
とにかく面接は緊張しますが、声も大きく、おじぎの角度も曲げ過ぎ!くらいでも当日はちょうどよいです。